航空部用語辞典

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ここでは航空部員が日ごろよく使っている用語の解説をしています
用語 読み 意味
合板? あいはん ランウェイに敷かれる長方形の布のこと。着陸地点の目印になる。一般的な滑走路の接地点標識に相当する。
アウトランディング あうとらんでぃんぐ 飛行場または滑空場以外の場所(サッカー場とか)に着陸すること。滑空場まで帰れなくなったグライダーがたまにやる。ちなみに航空法上はグライダーはどこに降りてもいいことになっているので、別に違法ではない。
板倉滑空場 いたくらかっくうじょう 群馬県の渡良瀬川河川敷にある滑空場。合宿がない週末には、たまに教官がここへ飛びに行っているらしい。
ウインチ ういんち グライダーの曳航に使われる機械。機体につながった曳航索を高速で巻き取り、浮揚させる。
ウインチ曳航 ういんちえいこう ウインチでグライダーを曳航すること。WT(Winch Tow)と略される。離脱高度は少々低めだが、曳航費は安い。妻沼ではだいたいこの方法で曳航する。
曳航機 えいこうき グライダーの曳航に使われる小型機。お尻から曳航索が出てくる。
曳航索 えいこうさく 鋼鉄やダイニーマ(超高分子量ポリエチレン)でできたロープ。ATのものはそうでもないが、WTのものはめっちゃ長い。これを機体につないで曳航する。
江戸川クリーン大作戦 えどがわくりーんだいさくせん 江戸川の周辺自治体が一斉に堤防のゴミを拾うイベント。航空部は炊き出しと称してカレーを作るのが習わし。宿舎には、この日にしか使わない馬鹿でかい寸胴鍋と炊飯器が置いてある。
課金 かきん 飛行機曳航のときに、通常より高い高度で離脱すること。曳航料は離脱高度が上がるほど高額になるのでこう呼ばれる。
課金布団 かきんぶとん 関宿の宿舎にある選ばれし布団。課金布団ジャンケンに打ち勝ち、100円を支払った者のみが使用できる。
ガレージ がれーじ 野田キャンパスにある施設。航空部をあわせて4団体が使用している。K8と三田式が保管されている。部室の目の前にある。
機材車 きざいしゃ 活動に必要な機材や個人の荷物を運ぶ車。たいていレンタカーだが、稀に個人所有車が徴用される。
キャノピー きゃのぴー コクピットの上を覆っている透明の部分。窓と搭乗ハッチを兼ねる。傷がつくと視界に支障が出るので、慎重な扱いを要求される。割ろうもんならとんでもない金額を請求されることも。
旧格 きゅうかく ①関宿滑空場の旧格納庫。ASK13とASK21やその他機材類が保管されている。曳航機も2機ともここにいる。 ②妻沼滑空場旧格納庫。格納庫とは名ばかりで、実質的にただの宿舎。
キュムラス きゅむらす ①積雲のこと。条件のいい日にはぽこぽこ空に浮いている。 ②東北大の航空部員が手作りしたグライダー、東北大式Cumulusのこと。型式証明を取得し、JAナンバー(JA2101)をもらっている。長らく関宿滑空場で動態保存されていたが、2017年春にラストフライトを終え、博物館に送られることになった。
今日の翼下 きょうのよくした 理科大航空部公式Twitterにたまに登場するハッシュタグ。主翼の影で休む部員の画像が楽しめる。転じて、翼下で休むことを「今日の翼下する」といったりもする。
熊飯 くまめし 妻沼の宿舎で出ていたごはん。航空部員を強くしてくれる。
グラウンドワーク ぐらうんどわーく ランウェイでの活動のうち、フライト以外のものの総称。機体を押したり引っ張ったりする。これをやるためだけに合宿に参加する猛者もいる。新入部員はまずこれを一通り覚えよう。
索つけ さくつけ 機体のレリーズに曳航索を取り付けること。曳航中に索が外れないように確実に取り付ける。
四季縁 しきえん 関宿滑空場の近くにある、脅威のコスパを誇る台湾料理店。1000円以内でからっぽの胃を破裂寸前までもっていける。お椀入りのスープを無料で丼一杯のラーメンに変えられるという謎のサービスを実施している。
娑婆 しゃば 滑空場の外の世界のこと。合宿中に娑婆に出る機会はほとんどない。逆に、滑空場のことを「監獄」と呼ぶ部員もいる。
新格 しんかく ①関宿滑空場の新格納庫。Ka6が置いてある。モーターグライダーなんかも置いてあって見ていて楽しい。 ②妻沼滑空場の新格納庫。旧格と違い、こちらは立派な格納庫がついている。常に何機か駐機されている。「MENUMA GLIDER PORT」と書いてある方。宿舎としても使える。
新人講習会 しんじんこうしゅうかい 関東地区の大学の航空部新入部員を対象に、六月下旬に行われる合同新歓コンパみたいなもの。二部構成になっており、一部では隠し芸大会、二部では食事会が行われる。一部にギリギリの下ネタを突っ込む大学が出てくるのは様式美。
スーパーカブ すーぱーかぶ パイパー社が開発した小型機。初飛行はなんと1949年と、びっくりするぐらい古い。関宿でも曳航機として活躍中。関宿のカブは最近羽布を張り替えてきれいになった。
SAVE ON せーぶおん 妻沼の宿舎の最寄りにあったコンビニ。ローソンに生まれ変わって消滅した。
関宿滑空場 せきやどかっくうじょう 千葉県野田市の江戸川河川敷にある滑空場。東工理科のホームグラウンドでもある。都心から一番近いとか、滑空場としては日本一ランウェイが広いとか、いろいろ言われる。
関宿病 せきやどびょう 関宿に行くとかかる病。鼻水やくしゃみなどの呼吸器系の症状が現れるのが一般的。
セブン せぶん 関宿にお弁当を届けてくれるセブンイレブンのこと。夏は冷やしうどんをメニューに入れたりするなど、とても気が利く。おまけに弁当殻も回収してくれる。いつもお世話になっています。
タグパイ たぐぱい 曳航機パイロットのこと。この方々がいないと全てが始まらない。感謝の意を忘れてはいけない。
単位 たんい 落としても死ぬわけではないので心配はいらない。
短索・端索 たんさく ウインチ曳航時に、曳航索と機体の間に繋げる索。ヒューズなどが仕込まれている。
つばさ医院 つばさいいん 柴又にある葛飾つばさ医院のこと。航空身体検査を専門にやっている完全予約制の診療所。看板のたぐいは一切出ておらず、予約時間になったら外から電話して鍵を開けてもらう。
テント てんと 日よけになる、鋼管と布でできた構造物。夏のランウェイによく出現する。あまりに風が強いと飛ばされそうになる。
東毛 とうもう 東毛給食センターのこと。現在の妻沼でのごはんを一手に担っている。
ドープ どーぷ 羽布張り機に塗る塗料のこと。羽布の上に強固な皮膜を形成し、多少の水なら通さない。でも過信は禁物。
七光台温泉 ななこうだいおんせん 関宿の近くにある温泉。「外風呂」といえばここ。合宿時の部員のQOL向上に一役買っている。
寝袋 ねぶくろ 関宿での合宿の必需品。冬はダウンを着込んで寝袋に潜り込んでもまだ寒い。
野田線 のだせん 東武野田線のこと。関宿の最寄り路線。「アーバンパークライン」の愛称がある。口の悪い部員からは「カントリーサイドラインの間違い」「さっさと複線にしろ」などと煽られる。
バギー ばぎー 小型の一人乗り四輪駆動車のこと。関宿では着陸した機体をけん引するのに使う。これに慣れると手押しの機体取りには不満しか出なくなる。
ハスキー はすきー クリステン社が開発した小型機。曳航機としても使用される。妻沼のランウェイにひっそり係留されてるのはコイツ。
羽布 はふ 密に織られた布。木や鋼管で組まれたフレームに張るとあら不思議、グライダー(や飛行機)ができる。上からドープを重ね塗りすると丈夫になる。
パラ ぱら パラシュートのこと。単独飛行のときに人間が背負うものと、ウインチ曳航時に離脱した索を安全に巻き取るために曳航索に取り付けるものの二種類がある。
バラスト ばらすと 鉛の板を布に縫い込んだおもり。コクピットに積み込んで重心位置の調整に使う。ピストのブルーシートが風で吹っ飛ばないように重しにされることもある。
B棟 びーとう 関宿の学生宿舎のこと。風呂はあるがトイレがない。社会人団体が使う建物はA棟と呼ばれる。こちらには自販機がある。
飛行機曳航 ひこうきえいこう グライダーと小型の飛行機を曳航索で繋いで曳航すること。AT(Aero Tow)と略される。離脱地点と高度を自由に選べるが、コストが高くなりがち。関宿ではこの方法で曳航する。
ピスト ぴすと ①滑空場全体と滑空場半径9km圏内の様子を全て把握してる人、またはその人がいる場所。ダウンウィンドコールで目印にするのはこっち。 ②ランウェイ上で各団体の活動本部となる場所。個人の荷物が置いてあったり、暇な人が空を眺めていたりする。基本的に団体の数だけブルーシートが敷かれる。
ヒューズ ひゅーず 曳航索に仕込まれた部品。わざと周辺の索より強度を落としてあり、電気回路のヒューズと同じように過大な力が加わると真っ先に破断することで機体やウインチを守る。海外ではウィーク・リンク(weak link)と呼ぶのが一般的らしい。
部室 ぶしつ ①野田キャンパスにある理科大航空部の部室。謎の資料が大量に積まれていたり、PC9801のノートパソコンが放置されていたりする。掘り返せばなんでも出てきそうな気がする。 ②大岡山キャンパスにある東工大グライダー部の部室。こちらにも年代物の資料が眠っている。隣の部室から謎の臭いが漂ってくることがあるという。
布団 ふとん 寝るときに使用する布製品のこと。関宿の布団には怪しげな染みがついていたりする。それに比べると妻沼の布団は程度がいいものばかり。シーツも使えるしね。
蛇イチゴ へびいちご 野イチゴの一種。関宿のランウェイに自生している。毒はないが、食べても全然おいしくない。ジャムにするとイケるらしい。
むき むき 妻沼に伝わる黒魔術。幸か不幸か、関宿メインの東工理科にはあまり関係ない。
妻沼滑空場 めぬまかっくうじょう 埼玉県熊谷市の利根川河川敷にある滑空場。2つのランウェイを持ち、同時に3団体が独立して活動できる。東工理科もたまにここで活動する。
妻沼病 めぬまびょう 妻沼で活動すると罹患する病。喉が痛くなるなどのオーソドックスなものから、腹を下すなどの消化器系の症状、果ては異常にテンションが高くなるなどの脳神経系の症状が出ることもある。
ライセンス らいせんす 自家用操縦士(上級滑空機)のこと。多くの航空部員はこれの取得を目標の一つに掲げている。稀に運転免許や無線の免許のことを指すこともある。
留学 りゅうがく 海外の大学で学ぶこと。経験者曰く、留年とは違うらしい。
留年 りゅうねん 所定の学力に達していないなどの理由で進級させてもらえないこと。理科大の闇。
練許 れんきょ 航空機操縦練習許可書の略称。ログブックに飛行記録を書くには、これかライセンスを取得していることが条件となる。
ログブック ろぐぶっく 自分がどれだけ飛んだかを証明する書類。パイロットにとっては、命の次の次ぐらいに大事なもの。関東の学生は新人講習会で一冊もらえる。
ロバン ろばん ピエール・ロバン社が開発した小型機、DR400のこと。オシャンティーなフランス機である。カブと同様に関宿では曳航機として使われる。溢れるエンジンパワーであっという間に上空まで連れていってくれる。